撮影に夢中になるあまり、近づきすぎ

♀個体が移動してしまいました。

巻き始めた 葉 の内側には

♂個体が潜んでいました。

交尾を済ませた ♂個体は、

揺籃を作る作業を手伝う事はナイものの、

♀をガードする（メイトガード）事が

多く見られます。

[ アブラチャン Lindera praecox　]

の葉の上に鎮座ましますは、

大好きな [ オトシブミ ] の仲間の中でも

特に大好きな、

【 ヒゲナガオトシブミ
　　　　　　Paratrachelophorus longicornis　】 です。

種小名は見てのとおりの 「長い頸」を意味します。

[ イタドリ ] の葉には、

まだ [ ドロハマキチョッキリ ] は少なく、

代わりに見られたのは、

【 カシルリオトシブミ Euops splendidus 】 です。

[ カシ (樫) ] の葉を巻く所は見た事がアリマセンが…

風が強くなり、チョウが流されるようになったので、小甲虫探しに切り替えです。

♀個体は 口器で葉脈に沿って半分に葉を折り、

揺籃を作り始めます。

この小さな蟲の何処に

自らよりも大きな葉を巻いてゆく力があるのか？

見るたびに、不思議に思えてなりません。

見慣れない、色気のある カミキリムシ が最初に見られました。
【 チャイロホソヒラタカミキリ Phymatodes testaceus 】 です。
個体変異が激しく、この型は 【 クビアカルリヒラタカミキリ 】 と呼ばれます。
図鑑の色褪せた標本画像ではワカラナイ事が目の前にあります。
下にいる クモ に狙われている事には気が付かないのでしょうか。